三重県の特産品って何がある?人気の食べ物は?

三重県の特産品って何がある?人気の食べ物は?

 日本列島のほぼ真ん中に位置する三重県は、日本一大きな半島・紀伊半島の東側に位置しています。

 三重県には、有名な伊勢神宮や世界遺産である熊野古道などの観光名所もたくさんありますが、三重ならではの美味しい食べ物もたくさんあります!今回は、三重県の特産品や伝統的な食べ物、人気のお土産まで、美味しいものをご紹介したいと思います。
 これから旅行に行かれる方、まだ行ったことのない人も、これを読んで三重県の特産品を是非チェックしてみてくださいね!

三重県は高級食材の宝庫!

 三重県の特産品と聞いて高級食材の名前を真っ先に思い浮かべた方も多いのではないでしょうか。そう、三重県は世界的にも名の知れた高級食材の宝庫。それだけ「海の幸」「山の幸」に恵まれた場所なのです。

三重の定番グルメ【松坂牛】

 まずは代表的な特産品からご紹介していきましょう。【松坂牛】です!!
 松坂牛は日本三大和牛の一つであり、綺麗な霜降り肉になっているのが特徴。選び抜かれた優秀な血統の牛を、長い年月をかけてゆっくり育てているのです。そのため、口に入れた瞬間にふわっとほどける上質な脂と、柔らかなお肉の甘味が口いっぱいに広がって・・・一度食べたら忘れられない美味しさです!
 高級なイメージのある【松坂牛】ですが、本場松坂では比較的リーズナブルな価格でいただくことができるので、三重県に訪れた際には是非味わいたい一品ですね!

海老の王様【伊勢海老】

 続いてご紹介するのは海の幸。エビの王様、伊勢海老です。紀伊半島に面した伊勢湾は、なだらかな遠浅の海岸が続き、昔から多くの海産物が水揚げされてきました。
 伊勢海老という名前の由来には諸説ありますが、江戸の中期、当時の都だった京都で出回っていた伊勢海老の主産地が、主に伊勢湾だったことから、その土地の名前がつけられたといわれています。ほのかな甘みを感じる活造り、プリプリの食感がたまらない炭火焼、豪快なお味噌汁など、さまざまな食べ方で堪能できます。

世界でも有名な三重県の【的矢(まとや)かき】

 こちらの【的矢(まとや)かき】は、三重ブランドにも認定され県から公式に推奨されています。志摩市にある的矢湾で生産されている名産品で、柔らかく肉厚でぷりっぷり!豊かな海でふっくらと育ち、甘みのある味わいはまさに海のミルク。特許取得の浄化システムで育てられた牡蠣としても有名です。養育1年で出荷されるため、甘味、旨みともに強いのが特徴。日本のみならず、世界でも有名なブランド牡蠣ですので、是非味わってみたいですね。

三重県の郷土料理ってどんなのがあるの?

 三重県には古くからお伊勢参りのために訪れる旅人が多く、伊勢神宮の周りには様々な名物料理がうまれたといわれています。今回はその中でも代表的な郷土料理をご紹介します。

参拝客のために作られたといわれる【伊勢うどん】

 【伊勢うどん】は、お伊勢参りのために訪れる旅人のために生まれた名物料理です。もともとは農民が食べていた地味噌のたまり醤油をつけたうどんに、だし汁を加えて食べやすくしたのが伊勢うどんの始まりだと言われています。特徴は、コシのない柔らかい極太麺。長旅で疲れた旅人の、胃腸に優しい食べ物としてふるまわれたそうです。お店によってもタレの味や種類に特徴が分かれるそうなので、伊勢に訪れた際には是非お好みの味を探してみてくださいね。

【めはり寿司】

 「めはり寿司」は、三重県と和歌山県にまたがる熊野地方と、奈良県吉野地方に広がる郷土料理です。大きな握り飯なので、口を大きく開け「目を見張って」食べなければならないことから名付けられたそうです。
 こちらは、白米や酢飯を高菜の漬物で包んだシンプルなおにぎりですが、地元の人だけでなく観光客にも大人気。口に入れた瞬間に、高菜のさわやかな香りが口いっぱいに広がり、あたたかいご飯と漬物の塩辛さが 絶妙な美味しさでどこかホッとする、そんな郷土料理です。

三重県特産品 伝統的な野菜、果物は?

 みなさんは伝統野菜、伝統果物という言葉を聞いたことがありますか?実は三重県の野菜・果物には、品種や品質などさまざまな選定基準に合格した農作物だけに【みえブランド】という称号が与えられています。どれも50年以上その土地で栽培された歴史ある野菜や果物ばかりです。

三重県のブランド野菜【なばな】

 三重県の特産品となっている【なばな】は、三重県の有名な伝統野菜のひとつで、アブラナの若菜のことです。
 三重県は江戸時代、なたね油の主要な産地として有名で、「江戸の灯りは伊勢でもつ」といわれるほどだったそうです。もとは種をとるために収穫された若菜でしたが、食べてみるとその美味しさが評判となり、その若葉そのものを出荷したところ非常に好評だったことから、昭和40年代に名前を【なばな】に統一し、農協による共同販売が開始されました。平成元年には県内で「三重なばなブランド化推進協議会」は発足され、現在では三重を代表する伝統野菜として登録されています。

ギフトに人気!スプーンですくって食べる【市木(いちぎ)オレンジ】

 外見は夏みかんそっくりですが、切ってみると色の濃さに驚きます!
 三重県御浜町(みはまちょう)の下市木(しもいちぎ)地区を中心に、50年以上栽培されている、こちらの柑橘。当時は出荷量が少なく、知る人ぞ知る三重県の特産品でしたが 近年栽培する果樹園も増え、道の駅や果樹園のホームページで購入することができるそうです。
 市木オレンジの特徴は、なんといってもその色の濃さと果実の甘味。とてもジューシーで果汁が多いため、みかんの様に手で剥かずに半分に切ってスプーンで食べます。そのため「スプーンオレンジ」とも呼ばれ、2008年、「三重県の伝統果実」としても認定されました。シーズンは12月~2月で、お歳暮やお年賀に喜ばれることも多いそうです!

三重県人気の銘菓 お土産やギフトにおすすめ

 三重県は、お伊勢参りのために全国から歩いてやってくる旅人のために、スピーディーにエネルギー補給ができるように、との想いで餅文化が発展したといわれています。そのため三重県の有名な銘菓にはお餅をつかったものが多くあります。今回はその中でも代表的なものをご紹介します!

300年以上の歴史を誇る三重の銘菓【赤福】

 1707年創業、300年以上の歴史を誇る老舗店、赤福の【赤福餅】。とても有名な和菓子なので食べたことのある方も多いのではないでしょうか。
 赤福という名前の由来は、素直に他人の幸せを喜ぶことができる「慶福」という意味の、「赤心慶福」に由来するそうです。また、こしあんについている3つの筋は、伊勢神宮の神域を流れる五十鈴川の川の流れを表していて、白いお餅は川底の白石を表現しています。まさに三重県伊勢市で誕生した銘菓なんですね。
 こしあんは厳選された北海道小豆を使用し、中のお餅はもち米専門の農家がつくったもち米を使用しています。さっぱりとした上品な餡と、とにかく柔らかいお餅で、一口食べるとしっとりと舌触り滑らか・・・。三重県に訪れた際には是非味わいたい逸品です!

地元民から観光客まで長年愛されている【へんば餅】

 【へんば餅】は、米粉を蒸した生地でこしあんを包み、両面に焼き色をつけたお餅です。
米粉を使うことで独特の食感が楽しめ、生地の両面に焼き色をつけたことによるお餅の香ばしさがとても美味しい和菓子です。お餅が柔らかく、中のこしあんはあっさりしていていくらでも食べられる!とお土産にも人気の伊勢名物。

まとめ

 三重県は歴史や文化など観光地としての魅力はもちろん、伝統的な野菜や果物もたくさんあります。一度は訪れてみたいと思った方も多いのではないでしょうか。
 これから旅行に行かれる方も、なかなか旅行に行けないという方でも、日本のごちそうは三重県にあり といわれるほど、歴史ある食べ物、誰もが知っている極上の逸品、庶民的な味わいのご当地グルメまで、三重県の特産品には魅力的なものばかり。
最近はお取り寄せサイトも増えてきましたので、気になった方は是非試していただければと思います。

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